2015年03月10日 13:47

はちみつのダイエット効果

 はちみつダイエットに効果的だとすれば、はちみつの糖分が「カロリーは砂糖の約3分の2なのに、甘みは砂糖の約1.5倍」だということが理由として挙げられると思います。

 はちみつの100g中の糖分の目安は、スクロース(ショ糖)が1%、 グルコース(ブドウ糖)が42%、フルクトース(果糖)が51%、マルトース(麦芽糖)が2%、ガラクトースが4%となっています。

 また、ミツバチの唾液の酵素によって、ブドウ糖と果糖が分離しているため、摂取されると血液中をかけめぐり、すぐさま体内に吸収されてエネルギーになります。つまりエネルギーとして消費されやすく、かつカロリーが白砂糖よりも少なく甘みが強いという長所がはちみつにはあります。

 しかも一定量しか血液に吸収されないので、砂糖よりも脂肪となる率が低くなるのと言われています。通常、最初の15分間はブドウ糖が一番早く吸収されますが、それで血糖濃度を高めることはありません。このことははちみつが太りにくい理由の血糖調整作用と呼ばれており、一定量以上糖分を吸収しないように果糖が血糖を調整しているからだとされています。

 果糖は吸収されると一度肝臓に運ばれ、そこからブドウ糖に変換して血液中に放出されます。果糖の吸収は遅く、その速度はブドウ糖の半分程度とされています。一度に多量の糖分を肝臓に送り過ぎないように、自動的に調整してくれているのです。

 はちみつにはこの果糖がブドウ糖よりも多く含まれているので、はちみつは体が処理できる以上に血糖値を高めないとされています。インシュリンが急上昇しないことが、砂糖に比べて太りにくい理由だとも言われています。

 肝心のカロリーも砂糖より低いので、食生活の様々な場面に甘味料としてはちみつを取り入れることで、ダイエット効果が期待できるかもしれません。

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