2015年03月11日 14:03

固まったはちみつを戻すオススメの方法

 気が付くとはちみつが白く固まっており、すぐに使えなくて困った経験をした人は多いと思います。なぜ時間が経つとはちみつは結晶化するのでしょうか。それは主にはちみつに含まれているブドウ糖が原因です。はちみつは大部分がブドウ糖と果糖で構成されている水溶液です。したがって気温が15~16度以下くらいに下がってくるにつれて、だんだんはちみつ中のブドウ糖が水分に溶け込めなくなっていくのです。

 アカシアなどよく果糖が多いはちみつ固まりにくいとされますが、それはブドウ糖が常温で水100gに約200g溶けるのに対し、果糖はその3倍溶け込むことが出来ることが理由だとされています。また、はちみつの中の花粉がブドウ糖の核になり、結晶を作っていくことも、はちみつが結晶化する原因の一つです。

 はちみつの結晶化はぬるま湯で湯せんすると戻ります。高熱だとはちみつの栄養成分が失われてしまうので、ぬるま湯で溶かす方が良いです。手間がかからずおすすめの方法は、ポットの底にぬるま湯を浅く溜め、蓋を軽くゆるめたはちみつが入っている容器を置き、ポットにふたをします。するとポットの中の温度が上がっていくので、しばらくしてからはちみつを取り出してみると、固まる前の状態に戻っています。

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