2015年03月09日 15:58

ビタミンC・ビオチン

 からだの免疫力をサポートする栄養素として、はちみつにはビタミンCやビオチンが含まれています。

 ビタミンCは、ウイルスや細菌などを攻撃する免疫細胞である白血球の一種である、好中球の活性維持に関与しています。また、細胞と細胞をつなぐはたらきや、骨を丈夫にするはたらきがあるので、血管や筋肉を丈夫に保ちます。

 他にも、皮膚、骨、粘膜の形成を担う役目を果たしているコラーゲンの合成を促進する役割があるので、ビタミンCの不足が続くと、コラーゲンを十分に生成することができず、体中の血管や粘膜、皮膚組織の結合が弱くなって出血が止まらなくなる壊血病になるおそれがあります。

 それ以外にもビタミンCは抗酸化作用が強いため、活性酸素によって細胞が錆びつくのを防ぎ老化の進行を防ぎます。また、悪玉 (LDL)コレステロールが錆びつくことによってできる過酸化脂質の生成を抑えるとされています。

 ビオチンは、ブドウ糖のリサイクルや脂肪酸の合成、アミノ酸の代謝などに関わる酵素の機能を補助する働きがあります。そのため新陳代謝を促し、疲労回復効果もあるそうです。

 そのビオチンが不足してしまうと、糖質のリサイクルや脂肪酸の合成、アミノ酸の代謝が滞るために血液中に有機酸が溜まっていくほか、免疫機能やコラーゲンの生成が低下して、皮膚炎や結膜炎、脱毛、筋肉痛、疲労感、うつ病といった症状が出てくる場合もあるそうです。

 普通の食生活を送っている限りビオチンが不足することはないそうですが、はちみつでビオチンは補えます。しかもビタミンCはビオチンの吸収を助けてくれるそうなので、はちみつは免疫維持に欠かせません。

—————

戻る